髪の成長、育毛の基礎知識
育毛ケアを行う場合に、髪の基礎知識を知っておかなければいけません。育毛剤やシャンプーは刺激も強く自分の頭皮の状態、髪の性質などに合ったものを使用しなければ逆効果となってしまうからです。基礎知識を勉強しておくと効率的な育毛を行うことができるので、ここでは髪の成長やヘアサイクルについて解説しています。
■髪の毛の成長
髪の毛の成分はタンパク質であるケラチンで構成されています。髪の毛の部分で頭皮の下に隠れている部分を「毛根」、頭皮から上に生えている部分を「毛幹」と言います。髪の毛が抜けると良く分かりますが、「毛根」の先に膨らんだ部分があります。これが「毛球」で、その内側に「毛乳頭」があります。それぞれに髪の成長に対する役割があるのですが、「毛乳頭」は毛細血管を通ってきた血液の栄養分を「毛母細胞」に与える重要な役目を担っています。「毛母細胞」は栄養分を受け取ることで細胞分裂を繰り返し、増殖して毛幹として頭皮から生えてきます。
■毛幹の構造
「毛幹」は中心から三つの層で構成されており、内側からメデュラ(毛髄質)、コルテックス(毛皮質)、キューティクル(毛小皮)と名称付けられています。メデュラは毛幹の中心部分ですので細胞と共に空気をたくさん含み、栄養を吸上げます。コルテックスは毛幹の大部分を占める割合で、メラニン色素を含んだ繊維状の細胞です。メラニン色素の量で髪の色が決まってきます。キューティクルは魚のうろこ状に何層にもなり、髪の内部を保護する役目を担っています。
ヘアサイクル(毛周期)
健康で正常な髪の毛にも寿命があり、いつかは抜けてしまいますが、抜け落ちても同じ毛穴からまた新しい髪の毛が生えてきます。ヘアサイクルは「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」⇒「成長期」とサイクルし、生え変わりをくるくる回しています。繰り返し行われるこの生え変わりを「ヘアサイクル(毛周期)」と言います。ヘアサイクルは、育毛をする上で知っておきたい知識です。
成長期は「毛乳頭」から栄養分を受け取った「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返し行うことで髪の毛が成長する期間で、男性だと通常2〜6年、女性の場合だと4〜7年位続くと言われています。「成長期」である髪の毛は髪全体の85〜90%を占め、残りは退行期か休止期になります。退行期である髪の毛は全体の1%程度なのですが、「毛球」が小さくなることで栄養が届かなくなり、毛母細胞の分裂が衰えている状態を言います。退行期は大体2〜3週間です。
残り9〜14%位は休止期となります。期間は約2、3ヶ月で、毛母細胞の活動が完全に止まって休んでいる状態を言います。休止期になると髪の毛は自然に抜け落ち、健康な髪の毛の持ち主でも1日約50本〜100本抜けると言われています。この「ヘアサイクル」が乱れると髪の毛が成長しきる前に抜けてしまい、薄毛やハゲになってしまったりします。育毛で大切なことは、正常な成長の為、毛母細胞に栄養をしっかり送り続けることなのです。
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